メールマガジンの小宇宙

 先日のETV特集メールマガジンの特集やっていました。実は、これって日本独自のシステムなんだそうで。すっかり発祥はインターネット先進国であるアメリカだと思っていたのですが。まぁ、これは一歩間違えるとSPAMメールになるんで、あまり歓迎されてない部分もあるかも。

 番組の中では、いくつかのメールマガジンの発行者をとりあえつつ、彼らがなぜメールマガジンを発行しようとしたのか、彼らの生活とリンクさせてみたり、読者との関わり方を描いていました。やっぱり、なぜ書き始めたかというと、みんな「書いたモノを読んでもらいたい」と言うのが主な動機でした。私なんかは、それを自分のWebページを開設するという事で実行したのですが、彼らは何故メールマガジンにしたのでしょうか?。

 そこには、自分を出すか、出さないかの違いがあると思います。個人のWebページってのは、大体作っている人の自己紹介があって。つまり、詳しく見せないにせよ自分というモノを見せて、その上で自分の興味のある事を書いていく訳です。つまり、「はじめに自分ありき」な訳です。一方メールマガジンは、その「読んでもらいたいモノ」だけが見えます。筆者の姿はある程度文章から感じ取れますけど、やっぱり主役はその文章なんです。つまり、自分自身を見せるか、それとも文章によって自分の感じたことを見せるか、目的の違いがあるから、手段も違ったんじゃないかな?。

 …まぁ、こんな理屈をこねくり回す前に、簡単に発信できる(基本的には電子メールだし)ってのが一番の理由かも知れませんけど。あとは確実に特定の人に読んでもらえるとか。でも、不特定多数に見られるWebページと違って、それなりの内容は必要かも。

 番組内で、メールマガジンを出している看護婦が、読者に文章のことだけでなく、書いている彼女自身に興味を持ち始める人がいて怖くなったといってましたけど、思いっきり本人が出演してましたね。顔も出してたし、いいんだろうか?。賞賛されることは多いと思うけど、数少ない批判に耳を傾けることが大事なのかも知れません。

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