2002年6月に読んだ本

カップルズ / 佐藤正午 (集英社文庫)

 何気ない男女の関係を描いた短編集なのですが、全ての話に小説家な主人公?らしき人物が登場して一人称で語っているので、すこし私小説っぽいかも。著者は他にも同じ様な本を出していますが。

何気なく選んだ本は今のところ短編集ばかりなので、次は著者の長編を選んで読んでみなくては。

評価 ★★☆

あずまんが大王(4) / あずまきよひこ (電撃コミックス)

 4コママンガとしては大ヒットしたこのシリーズもついに完結。学園ものということもあって登場人物が年をとらないパラレルワールド、さざえさんの世界に入るのかなと思いきやちゃくちゃくとすすんで彼らの卒業と共に完結とスマートな終わり方。まぁTVアニメ化もされていますし、人気のあるうちに完結するってのも一つの手法ですかな。

ヤママヤーの話や卒業のシーンとかでもちといい話ですし、きちんとギャグも盛りだくさん。終わってしまうのがちと勿体ないような気もします。

評価 ★★★★

恋風(1) / 吉田基已 (イブニングKC)

 本屋でのpopと絵柄をみて購入した一冊。年の離れた妹と再会して…てな話なのですが最近よくある「お兄さま~」的な妄想的な感覚がなくて、それでいて結構ほのぼの系の話なのでいい感じ。

かと思えば下着をクンクンしたりして、話の展開としては現実的。この適度な距離感がいい感じです。

評価 ★★★★★

ヒカルの碁(17) / ほったゆみ (ジャンプ・コミックス)

 これで「第一部・完」なヒカルの碁。プロ試験の時はジャンプ的な盛り上がりを見せてかなり面白かったんだけど、最近の佐為がいなくなってからの話は何だかウジウジしていて低調。

どうやら第二部は囲碁漫画の側面がかなり強くなりそうだけど、どう盛り上げていくのやら。日中韓Jr戦が中心になっていくのかも。

評価 ★★★

水と銀(1) / 吉田基已 (モーニングKCDX)

 上で書いた恋風(1)が面白かったので作者つながりで検索して見つけた一冊。最初の単行本なので絵が徐々に変わっていく様子がうかがえます。

話はまぁちと青臭い感じの恋愛ものなのですが、各話それぞれ魅力的。やっぱり一話が一番不思議で面白いですね。一巻なのですが、続きは…でないでしょうね(^^;。

評価 ★★★★

秘密 / 東野圭吾 (文春文庫)

  以前ベストセラーとなって広末涼子主演で映画化もされた作品。バス事故で娘の体の中に母親の意識が入ってしまうという不思議な話なのですが、それによって戸惑う夫の心の動きをかなりリアルに描いていると思います。嫉妬深くなる所は分かりますね。

作品の中ではかなり早く時間が過ぎるのですが、最後のまとめかたはさすが。無意味にだらだら長引かせず、きちんと話を終わらせていますから。

評価 ★★★★

グイン・サーガ(85)蜃気楼の彼方 / 栗本薫 (ハヤカワ文庫)

 グイン、アルド・ナリス、イシュトバーン、リンダと主役級の面子が総揃いな85巻。過去にいろいろな因縁がある彼らだけに「昔とは違うんだよ」てな話が延々と。

あとがきで「私ってばなんて凄いんでしょ(^^)」てな話を延々としているのは…仕方ないかな?

評価 ★★★☆

ブラックジャックによろしく(1) / 佐藤秀峰 (モーニングKC)

 (1)(2)同時発売で平積みされていて売り切れで、立ち寄ったコンビニで見かけて題材が医療ドラマで…というわけで興味を引かれてコンビニで購入。

理想に燃える研修医と医療現場の実態…てな話しなのですが、「海猿」でも見られた勢いのある絵でぐいぐい読ませてくれます。特に最初の「当直医」の話は怖いですね(^^;。

評価 ★★★★

ブラックジャックによろしく(2) / 佐藤秀峰 (モーニングKC)

 …そして二巻。今回はまるまる一巻一つの話ですが、北島三郎が出てたり(正確には北三郎(^^;)して熱い話。大学側のエゴと主人公の想いがぶつかるお話ですな…って最初の勢いよりはちと低調かも。予定調和な話だったし。

評価 ★★★

幽玄 漫玉日記(6) / 桜玉吉 (BEAM COMIX)

 幽玄もとうとう最終巻。なにげに去年のアメリカ同時多発テロが入ってきたりして、漫画の内容とはいえ色々な人の生き方に影響を与える出来事だったんだな~と改めて実感。

それとはあまり関係なく(!?)また心が落っこちて終わってしまった本作ですが、心も体も治してまた新作が読みたいですね。

評価 ★★★★