内蔵の意味は? / 互換性は必要かと

 昨日発売になった新PlayStation2ことSCPH-30000ですが、早速PC Watchにて分解されています。どうやら「Emotion Engine」と、「Graphics Synthesizer」がようやく0.25μm→0.18μmになったようですね。でも発熱の低下ぐらいしか利点がない(クロックアップ出来る訳じゃないですし)ですが。あ、製造コストは下がりますね。その分ヒートシンクが小さくなっているのですが、逆にファンが五月蠅くなったそうで。これはヒートシンクを小さくし過ぎて、ファンを強力にしないと駄目だった…って事かも。ファンの音とかは個体差があると思われるので、これだけで決めつけるわけにも行きませんが。

 あと、今回新設された拡張ベイですが、単にスペースが開けてあるだけで、実際の接続には上部にある専用コネクタにケーブルを使って繋ぐという不思議な仕様。その専用コネクタってのが、以前の国内版に付いていたPCカードスロットに接続カードを差し込んだ状態と思えば、内蔵しても外付けしても仕組み的には殆ど変化無いって事ですね。内蔵化は単に設置スペースの問題で行われたと考えるのが妥当かも。

 そういえば、今日もアイワがPS2用USBモデムを発表しましたけど、オムロンIOデータサン電子メルコとすでに5社が発表した事になります。これでパソ通時代からのネットユーザーにはお馴染みのモデムメーカーが全て出そろった事になりますね。

 モデムチップセットはConexant製「SmartSCM」を使っている所が多いのですが、サン電子とオムロンは違うチップを使っているようで、両者で互換性は無い模様。SCEがブロードバンドばかりに目を向けていてモデムを出さないので、他社がデファクトスタンダードを狙ってモデムを発表している状態なのですが、やっぱり互換性の面で別れてしまいましたね。ソフト側でちゃんと対応出来れば問題ないんでしょうけど、下手をすると困るユーザーが出るかも。

 とりあえずSCEが一機種出していれば、後は「純正品互換」って形で全てまとまるのに。を見るのも良いけど、現状も認識するべしです。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告