また人柱?…SE6 + FC-PAL30TF

  1. i815Eについて
  2. SE6
  3. FC-PAL30TF
  4. ベンチマーク(HDBENCH)
  5. ベンチマーク(3DMark2000)
  6. まとめ
  7. 結局お亡くなりに

1.i815Eについて

 820によってRIMMにメモリを移行しようとしたintelでしたが、RIMMが高価な事と、MTHの不具合によって予定を大幅に狂わされてしまいました。そうこうしているうちに、VIAApolloPro133ASocket370FSB133MHz、そしてAGP4xUltraATA66など、810Eより優れた性能を背景に躍進。そこでintelが急遽リリースしたのが、この815Eです。このチップセットは、ApolloPro133Aと同等の性能に加えてUltraATA100内蔵グラフィック機能、そして何と言っても純正の強みで、あっというまに市場を取り返しました。810とは違ってAGPをサポートしているため、440BXの後継と位置づけられています。

82443BX82371EB これが440BXの中心であるFW82443BXと、PCI、IDEなどインターフェイスを担当するFW82371EB(PIIX4)。FSB100MHzに対応した初めてのチップセットで、長らくPentium2〜3と組んできました。

FW82815 そして、この二つが今回の主役である815Eの中心であるFW82815(GMCH)と、各種インターフェイスを担当するFW82801BA(ICH2)。

 同じ大きさの画像にしていますが、当然4つともそれぞれ大きさは異なります。グラフィック機能まで内蔵しているFW82815が一番大きく、それなりに発熱もします。

 それぞれ役割は同じようなものなのですが、8**シリーズから、これら二つのチップセットの間はIntel Hub Architectureと呼ばれる266MB/sの早さのバスで結ばれています。今まではPCIと同じ133MB/sで繋がっていたのですが、UltraATA100、将来的にはUSB2.0などによって多量のデータが行き交う場合、これでは帯域が不足するおそれがあると、拡張された訳です。個人的にはこれも注目点でした。

2、SE6

ABIT SE6 Celeron/533Aによってソケットに舞い戻った私は、次は当然この815Eを搭載したマザーボードに買い換えるつもりでした。だがなかなか見つからず、本命だったCUSL2はなかなか出てこないし、つい購入してしまったのが815Eを載せたATXマザーボードとしては最初に市場に出回った、このSE6(公式ページなのに画像が抜けているとは…)です。

 最近のマザーボートと同じく、Abitお得意の伝統のSOFT MENU IIによって各種設定はDIPSW無しで変更できますし、FSBは22通りに変更できます。ただ、個人的には103の上が112ってのが気になりましたが。固定倍率なCPUだと、うちのCeleron/533Aとかは8倍とかですから、この辺りが細かく欲しいんですけど。他は結構余裕のある作り。音源も載っていますし、特に問題は見つかりません。

 実は、初期のBIOSではIn-Order Queue Depthと言う設定が1になっていて、本来の能力を発揮できないと言う問題がありました。顛末はPC WATCHに載っていますが、これは丁度これを購入した前後の話だったので、ホッとしました。

3、FC-PAL30TF

FC-PAL30TF(横から) んで、マザーボードを取り替えたのは良いのですが、それまで使っていたCPUクーラー、PEP66Uはかなりソケット周りで出っ張るので、新たにCPUクーラーを購入することにしました。それがこのFC-PAL30TFです。

 こちらもソケット370用のCPUクーラーで、底面はPEP66Uと同じくが埋め込まれています。同じファンも付いているので冷却性能は高いのですが、PEP66Uと比べるとちょっと劣る感じ。

FC-PAL30TF(上から) 上から見ると、このようにソケットの上を完全に覆う形になります。周りにはコンデンサなどが立っているので、それらに当たらないよう注意して取り付ける必要があるでしょう。

 まだこのSE6は余裕がある方かも知れません。下の方にはFW82815以外に目立って高いものはありませんから…ん、するともしかして…。

PEP66U + SE6 …てな事で、一度は諦めたPEP66Uを試しに取り付けてみました。すると、かなり上に出っ張るものの、特に問題なく取り付けることが出来ました。下の方にヒートシンクが出っ張るので付かないと思っていたのですが、何とかなるものですね〜。

 問題は、ケースに入れたときにこの出っ張りが問題になるかどうかです。ATX電源とかなり密着しているので、ファンの厚みが心配です。

PEP66U + SE6 をケースに入れる  早速ケースに入れてみると、やっぱりがつかえます。そこで、ファンを風神に付いてくる薄型ファンに取り替えてみました。これで厚みの問題は解消、きちんとつけることが出来ました。

 ただ、この状態だとATX電源からの排気CPUクーラーの排気がぶつかる形になってしまうんです。そこで、CPUクーラーの風向きを排気から吸気に変えて、風の向きを一定にしてみました。

 …折角買ったFC-PAL30TFですが、後日使うことになります。

(2000/06/30)

4、ベンチマーク(HDBENCH)

 では、マザーボードを交換したことによる変化を見てみます。FW-6280BXDR/155(440BX)からSE6(815E)に交換して、後は全く同じ(Celeron/800A、PC100・256MB、GeForce256SDRBarracuda ATA、Windows2000)です。ハードディスクのインターフェイスをATA/66Ultra66)とATA/100(ICH2)で比較しています。

 グラフでは440BX+ATA661.0として比較し、表ではそれぞれの項目の最高値を赤色、最低値を青色で示しています(誤差の範囲内を除く)。

HDBENCH 3.22
(1280*1024*32bit)
440BX + ATA66 815E + ATA66 815E + ATA100
ALL 17873 18139 18565
Integer 36445 36397 36399
Float 36310 36266 36262
MemoryR 11971 11353 11874
MemoryW 10743 11722 13136
MemoryRW 19644 16612 18312
DirectDraw 37 37 37
Rectangle 24331 23814 23818
Text 21626 21360 21030
Ellipse 5650 5556 5255
BitBlt 150 150 150
Read 26222 26100 26660
Write 21589 23246 24713
Copy 6109 7047 7183
HDBENCH 1280*1024*32bit

 さすがにディスク関係ではATA100対応もあって、815Eの方が早いですが、その他の部門では僅差で440BXの方が好成績を収めています。メモリー関係で差が見られるのは、チップセットの特性?によるものかと思いますが詳細は不明。全てPC100なので、変わらないはずなのですが。

5、ベンチマーク(3DMark2000)

 次に3Dmark20006通りで比べているので、かなり見にくくなっているのはご容赦のほどを。グラフでは440BX+ATA66+PentiumIII1.0として比較し、表ではそれぞれの項目の最高値を赤色、最低値を青色で示しています(誤差の範囲内を除く)。

3DMark2000 results
(1024*768*16bit)
440BX + ATA66 815E + ATA66 815E + ATA100
PentiumIII Hardware T&L PentiumIII Hardware T&L PentiumIII Hardware T&L
3DMark Result 3266 3045 2960 2846 2994 2877
CPU Speed 200 177 180 177 182 177
Game 1-Low 63.9 68.2 57.33 59.57 58.46 60.21
Game 1-Medium 42 46.6 37.12 41.07 37.92 41.41
Game 1-High 18.4 18.9 16.09 18.58 16.18 18.71
Game 2-Low 78 60.8 72.79 63.39 72.79 64.34
Game 2-Medium 43.6 35.7 39.56 34.07 40.06 34.46
Game 2-High 26.2 23.5 23.81 20.48 24.08 20.65
Fill Rate (Single-Texturing) 297.4 297.5 296.89 296.92 297.08 296.95
Fill Rate (Multi-Texturing) 470.2 470.3 469.48 469.46 469.68 469.61
High Polygon Count (1 Light) 2134 1327 2600 1955 2628 1953
High Polygon Count (4 Light) 1861 1193 2380 1192 2408 1192
High Polygon Count (8 Light) 1765 611 2170 611 2181 611
8MB Texture Rendering Speed 231.4 224.5 230.39 223.81 230.44 223.99
16MB Texture Rendering Speed 222 194.8 209.91 179.47 216.18 185.92
32MB Texture Rendering Speed 115.4 80.8 96.2 57.89 103.65 63.8
64MB Texture Rendering Speed 35.6 0.8 21.33 0 22.16 0
Bump Mapping (Emboss, 3-pass) 117.2 117.3 117.08 116.99 117.02 116.97
Bump Mapping (Emboss, 2-pass) 154.7 154.6 154.21 153.99 154.24 154.29
Bump Mapping (Emboss, 1-pass) 2561 256.2 254.62 254.68 255.12 254.92
3Dmark2000 1024*768*16bit

 こちらでもやはり、440BXの方が全体的に好成績を残しています。815EはAGP4xに対応(440BXはAGP2xまで)しているので、それで差が出るのかな…と思っていたのですが。

 敢えて言うならPentiumIII(SSE)使用時のHigh Polygon Countぐらいでしょうか。ハッキリ言って、これ以外は全て440BXの方が上回っています。ちょっと意外な気がしました。

6、まとめ

 440BXの直接の後継者として出てきたこの815Eですが、この時点では熟成不足の様子…というか、440BXの寿命が長過ぎたんですけどね。PC133、AGP4x、ATA100、これらの新機能を使えば、十分対抗できると思うのですが。

 とりあえず、現状でPentium3に組み合わせるIntel純正チップセットと言えばこれしか無いわけで。さらなる熟成を期待したいです。

(2000/07/06)

7、結局お亡くなりに

 使っているうちに気づいたのですが、当時使っていたキーボード、BTC-7932MUSB接続。これはWindows2000だと英語キーボードとして認識されてしまう、一癖あるキーボードなのですが、それ以前にBIOSの方でUSBキーボードを有効にしておかないと、一部のキーアサインが変になるという問題がありました。

 そこで、このSE6でもUSBキーボードを有効にしていたのですが、この状態だとACPIが使えなくなり、その結果Windowsが起動不可になってしまうという不具合がありました。もちろんUSBキーボードを無効にすればWindowsは起動可ですが、上記の通りキーアサインが変になるのは相変わらず。

 まぁ、その対策としてMicrosoft Internet Keyboard Proを買って使っていたのですが、ある日使っていると突然起動不可に。いろいろ調べてみると、BIOSが飛んでいる事が分かりました。原因になるようなことはしていないので、よく分かんないんですが。

 購入店に持ち込んでみると、初期不良の交換期間を過ぎているにも関わらず、快く交換してもらえました…んが、心はすでに直前に見つけていた別のマザーボードへ…

(2000/7/26)


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